なんで抜いちゃダメ?朝ごはんを食べるべき本当の理由

朝ごはん


「朝ごはんは食べた方がいい」とは昔から言われているけど、「朝食抜きダイエット」なんて言うのも世間では囁かれています。
「朝食を抜くことでカロリーを抑える」「朝は身体のデトックスの時間だから、胃や腸を休めた方がいい」
色々な説がありますがね。
何が一体正解なの?そもそもなんで朝食は大切なの?
今回は「朝ごはんを食べるべき本当の理由と、その効果」をまとめました。

目次

1.便秘を予防する

胃の中に食べ物が入ってくると、その信号を受けて大腸が動いて排便を促します。
朝食を食べることにより、排便のリズムが作られることから、朝食を抜く習慣があると便秘の原因になると言われています。
また、毒素の排出のほとんどを担うのが尿と便。便秘を予防することは、デトックス効果にもつながります。

2.ダイエット

ダイエット面から見ても「朝食抜き」は逆効果。結局はおなかが空いて昼や夜にドカ食いをしたり、間食についお菓子を食べてしまったりしがちです。
また、血糖値は食事の回数が多いほど安定しますが、空腹時間が長く続いた後に食事を取ると、血糖値が急上昇します。そうした食生活を続けていると、血糖値を一定に保つインスリンの分泌が乱れ、太りやすくなってしまうのです。

3.筋肉の減少を防ぐ

身体は日々作り変えられており、エネルギーや栄養素が不可欠。そのため、いつ・どの部分で作り変えが起こってもいいように、欠食をせず3食でまんべんなくエネルギーや栄養素を摂取することが大切です。

特に、欠食で問題になるのはたんぱく質。たんぱく質は長い間・大量に身体にためておくことができないため、欠食をしてしまうといざという時に足りなくなってしまいます。
例えば、上腕二頭筋の作り変えでは、およそ70%が元のたんぱく質からリサイクルされ、およそ30%が新しいたんぱく質から作られます。ところが朝食を抜いてしまうと、新しいたんぱく質が貯めてある分だけでは足りなくなってしまい、80%の筋肉しか作れないなんてことに・・・
もちろん、一度に作り変えられる筋肉は少量なので、全体からしたらたいした量にはなりません。しかし、朝の欠食が続けば、午前中の作り変えが影響を受け続け、だんだんと身体に影響を与えていってしまうのです。

4.体温を上昇させてくれる

私たちの体温は、寝ている間は低い状態。それを上昇させ、身体の準備を整えてくれるのも朝食の役割のうちの一つです。
身体は口の中に物が入ってくると、食道、胃、腸といった消化器系が準備を始めて動きだします。これらの筋肉が動くことで、熱が得られ、体温の上昇を助けてくれます。
つまり、朝食を食べることで消化器官の筋肉を動かし、体温を上昇させて、頭と身体を動かすための準備ができるというわけです。

5.午前中しっかり集中できる

一日の体温リズムは、朝食をとった後から上昇し、昼間に最高値となります。朝食をとった場合、体温を維持するエネルギーや栄養素により体温が上昇した状態を維持できます。しかし、朝食を欠食した場合は、通勤の歩行などで筋肉を動かすことで一時的に体温は上昇するものの、それを維持することはできません。午前中の時間を充実して活動するためにも、朝食をしっかり食べることが大切なのです。

6.まとめ

今回は、朝食の効果についてまとめました。
ポイントは以下の5つです。
・便秘を予防する
・ダイエット
・筋肉の減少を防ぐ
・体温を上昇させる
・午前中しっかりと集中できる

朝ごはんを何のために食べるのかを意識して食べ、
今日も、明日も、来年も、元気なカラダを作っていきましょう。

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