大人になってから矯正を始めるメリット・デメリットまとめ

抜歯後の食事

 

矯正に興味はあるけど、「今さらかな・・・」と思って諦めている人、いませんか?

確かに、子どもの頃と比べると、大人の歯は生えている位置が定着しているので歯列矯正には時間がかかりますが、大人になってから始めても十分間に合います。

それに、大人になってから初めて良いこともたくさんあるんです。

今回は、大人になってから矯正を始めるメリットとデメリットをまとめました。

 

 

目次

 

 

1. 大人になって矯正を始めるメリット

1-1. コンプレックスから解放される

 

歯列矯正によるもっとも大きなメリットは、

「歯並びが悪いというコンプレックスから解放される」

ことだと思います。

 

「写真を撮られるのが嫌じゃなくなった」

「人の目を気にせず自然な笑顔でいられる」

「考え方が前向きになった」

「何事にも積極的に取り組めるようになった」

 

など、性格や考え方にプラスの影響を及ぼすこともありますよ。

 

 

1-2. 自分の意思でやるので苦労が気にならない

 

矯正って思ったより辛いことも多いんです。

痛みが続いたり、食事が制限されたり、歯磨きが面倒だったり、、、

でも、そんな苦労も、

「歯並びを綺麗にしたい」という思いがあれば乗り越えられますよね。

 

実際に、子供の頃に矯正をした人からは、

「矯正が辛くて仕方なかった」という話をよく聞きますが、

大人になって始めた人は、

「痛い時もあったけど、歯が綺麗になっていくのが嬉しかった」

といったように、前向きな声が多い気がします。

 

 

1-3. 噛み合わせが整う

 

矯正をすると、歯の位置がずれていることによる噛み合わせの悪さが解消します。

噛み合わせが整うと、左右の歯でしっかりと咀嚼することができるようになります。

「ハンバーガーのレタスを噛み切れるようになって感動した!」

なんて声もあるようです。

 

また、噛み合わせが整った結果、胃腸など消化器官への負担も減らすことができます。

特定の歯だけに強い力が加わることがなくなり、歯ぎしりをしなくなったというケースもあります。

 

 

1-4. 虫歯や歯周病になりにくくなる

 

歯列がそろうと、歯磨きやデンタルフロスがしやすくなります。

歯の間に食べたものが詰まりにくくなるので、虫歯や歯周病のリスクが低減します。

口腔内が清潔に保てることから、口臭の改善も期待できますよ。

 

 

 

 

2. 大人になって歯列矯正をするリスク

 

費用も時間もかかる歯科矯正。

治療を始める前に伴うリスクについてもしっかりと把握しておきましょう。

 

2-1. 矯正に痛みを伴う

 

大人の歯は、子どもの歯と比べて、すでにしっかりと位置が固まっています。

その状態から歯を動かしていくので、最初の頃はかなり痛みを感じることが多いようです。

徐々に痛みは治まってきますので、鎮痛剤を服用するなどして対処しましょう。

 

ただ、1-2. でも前述しましたが、大人になってからの矯正は自分の意思でやることがほとんどなので、

目的やゴールがある分、痛みはあるけど気にならない、という事も多いです。

 

 

2-2. 歯や歯茎にダメージが出ることがある

 

すでにある程度、骨が固まっている大人の歯では、歯列矯正を施しても歯が動かないことがあります。

無理に移動させようとすると、移動させたくない歯が動いてしまったり、歯の周囲の骨が溶けたりすることがあります。

その場合は、歯を移動させる方法ではなく、被せものを使う方法などで対処します。

 

また、矯正治療中は歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいです。

そのため、必要以上に歯ブラシでゴシゴシとこすってしまい、歯の表面が削れて象牙質が露出する場合があります。

そのせいで食べ物や飲み物が今まで以上にしみるようになったりするのです。

 

また、矯正によって歯を移動させたことで、今まで歯茎に隠れていた歯の根元が露出し、知覚過敏になるというケースもあります。

ただ、矯正による知覚過敏の症状は数日で治まることがほとんどなのでそんなに心配することはないですが、何日たっても症状が続くようであれば歯医者さんに相談しましょう。

 

 

2-3. 移動が完了するまでに時間がかかる

 

子どもの矯正と比較すると、動かした後に元に戻ろうとする力が加わりやすいのが大人の歯科矯正の特徴です。

 

動かした後の位置でしっかりと歯並びが固定するように、しばらく保定装置というものを付けますが、定着までに3~5年かかる場合があります。

 

見た目に見えるワイヤーを付けている時間は2年程度でも、その間は通院も続くのを覚悟しておきましょう。

 

歯医者さんに相談すると丁寧に教えてくれますよ。

 

 

2-4. 断れない飲み会の時が大変

お仕事をされていると、どうしても飲み会や会食が入ってしまう事も多いはず。

痛みが強い時期は、食べられるものが少ないので、

外食が苦痛になってしまう事もあります。

 

柔らかく、食べやすい食べ物を事前に覚えておくことが大切です。

こちらの記事も、ぜひ参考にしてみてください。

 

抜歯後や矯正中!コンビニで買える柔らかい食べものリスト

 

まとめ

 

今回は大人になってから矯正を始めるメリット・リスクをまとめました。

矯正は時間もお金もかかります。

ですが、その分得られるものも多いです。

存分に両者を比較して、納得できる決断をしてくださいね。

 

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